スペインのGDP成長率は引き続き堅調

スペイン経済は、2025年9月までの3か月間で前期比0.6%成長となり、前四半期の0.8%から鈍化し、速報値によると予想通りとなった。

成長の主な牽引役は内需で、1.2%ポイントの寄与となった一方、外需は0.6%ポイントの減少となった。

需要項目別では、家計消費が1.2%増、政府支出が1.1%増、投資が1.7%増加した。

一方、財・サービスの輸出は0.6%減少し、輸入は1.1%増加した。

供給面では、工業生産は製造業の0.6%増に牽引され、0.5%増加した。

建設業とサービス業はそれぞれ0.8%増加したが、第一次産業は0.4%減少した。

前年同期比ではGDPは2.8%増加し、第2四半期の3.1%をわずかに下回り、市場予想の3.0%に近づいた。